なぜ裁量トレードをしてしまい、トータルで大きな損失を出してしまうのか。
今日は裁量トレードゼロを目指している私の教訓を書きます。
私は2014/2月からシストレを開始して以来、裁量トレード(システム通りにしなかったトレード)で 計-2000万円損しています。
これは裁量トレードをやってしまったときは、プラスでもマイナスでもほぼ全て記録しているので、この金額は結構正しいです。本当はたぶんもっと損失が多いですが。
■それで、裁量トレードを止めたい人へのアドバイスその1
『裁量トレードをしてしまったら、日付、銘柄、システム違反分の損益、理由、パターン(自分で分類する)をExcelに記録しておく。』
何でもそうですが、「見える化と記録」をすることで、自分の意思に反してやっていることがトータルではどういうことになっているのかによりよく気付けます。正しく気付ければ、直す方向にもっていけます。
記録することは目的ではないので、裁量トレードをやりたくなっても我慢するのが第一であることは言うまでもないです。
私は、一応裁量トレードは毎年減ってきています。
■アドバイスその2
人のやることは大抵は自分もやってしまうと思うので、私が裁量トレードで大損したパターンから書いていきます。これを他山の石として、これだけでも回避すれば裁量トレードで大ダメージを受けることは少ないのではないかな。
1. システムの逆張りで買うも、更に下げたため裁量でナンピンしてしまう。
はい、このパターンをやっている人は遅かれ早かれ大損します。
シストレやっている人ならバックテストのトレード利益を見ればわかると思いますが、逆張りはどこまでも下げる銘柄が5%~10%は必ず出てきます。
そのため、下げたからと言って裁量ナンピンしていると、全く反発せずに-40%くらい下落する銘柄を必ず引いてしまうんですね。
なので、逆張りの裁量ナンピンは最悪なので、うっかりやってしまう人はすぐにでも止めましょう。
止められないならば、せめて記録を取ってどれだけ損したかを見れるようにすれば止められると思います。
2. システムが売り指示を出しているときに売らない
これも、弊害が大きいです。
逆張りで裁量ナンピンしてしまっているときに、こっちのルール違反も加えてしまうと、最悪ですね。簡単に資産の30%は持って行かれます。
特に、翌日の寄付で売る戦略の場合、翌日寄付でGapDownすると戻りを待ってしまって売れなくなるときがあります。そういうときは大抵はGapDownの後に更に下げます。
これは順張り、逆張りのどちらでも結構な損失になるので、システム通りに売るべき時に売れない人は記録して克服しましょう。
以上の他にも、私は20くらいシステム違反をしてしまったパターンを記録しています。
結論から言うと、システム通りに100%実行できればこんな記録とか必要ないんですけどね。笑
今の私は、システムは人智を超えた神の声として、100%実行できるように訓練することが私の務めと考えています。
上記の「1」のパターンは割と早く気付いて、最近は一切やらないようになりましたが、「2」のパターンは最近気づいて、「売るべき時に大幅GapDownでも成行で売る。S安になっても売る。」と気づきました。
はじめからシステム通りにすんなり従える人は、とてもシストレの才能がある人だと思います。
タートルズでうまくいく人、そうでない人の差みたいな感じ。
最近、キー坊さんがブログをお休みしているようなので、私が少しでもキー坊さんの代わりにと実のある記事を・・・、全然代わりになっていないけど。笑
実のある記事を書くのって時間がかかるぅぅぅ。
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今日は裁量トレードゼロを目指している私の教訓を書きます。
私は2014/2月からシストレを開始して以来、裁量トレード(システム通りにしなかったトレード)で 計-2000万円損しています。
これは裁量トレードをやってしまったときは、プラスでもマイナスでもほぼ全て記録しているので、この金額は結構正しいです。本当はたぶんもっと損失が多いですが。
■それで、裁量トレードを止めたい人へのアドバイスその1
『裁量トレードをしてしまったら、日付、銘柄、システム違反分の損益、理由、パターン(自分で分類する)をExcelに記録しておく。』
何でもそうですが、「見える化と記録」をすることで、自分の意思に反してやっていることがトータルではどういうことになっているのかによりよく気付けます。正しく気付ければ、直す方向にもっていけます。
記録することは目的ではないので、裁量トレードをやりたくなっても我慢するのが第一であることは言うまでもないです。
私は、一応裁量トレードは毎年減ってきています。
■アドバイスその2
人のやることは大抵は自分もやってしまうと思うので、私が裁量トレードで大損したパターンから書いていきます。これを他山の石として、これだけでも回避すれば裁量トレードで大ダメージを受けることは少ないのではないかな。
1. システムの逆張りで買うも、更に下げたため裁量でナンピンしてしまう。
はい、このパターンをやっている人は遅かれ早かれ大損します。
シストレやっている人ならバックテストのトレード利益を見ればわかると思いますが、逆張りはどこまでも下げる銘柄が5%~10%は必ず出てきます。
そのため、下げたからと言って裁量ナンピンしていると、全く反発せずに-40%くらい下落する銘柄を必ず引いてしまうんですね。
なので、逆張りの裁量ナンピンは最悪なので、うっかりやってしまう人はすぐにでも止めましょう。
止められないならば、せめて記録を取ってどれだけ損したかを見れるようにすれば止められると思います。
2. システムが売り指示を出しているときに売らない
これも、弊害が大きいです。
逆張りで裁量ナンピンしてしまっているときに、こっちのルール違反も加えてしまうと、最悪ですね。簡単に資産の30%は持って行かれます。
特に、翌日の寄付で売る戦略の場合、翌日寄付でGapDownすると戻りを待ってしまって売れなくなるときがあります。そういうときは大抵はGapDownの後に更に下げます。
これは順張り、逆張りのどちらでも結構な損失になるので、システム通りに売るべき時に売れない人は記録して克服しましょう。
以上の他にも、私は20くらいシステム違反をしてしまったパターンを記録しています。
結論から言うと、システム通りに100%実行できればこんな記録とか必要ないんですけどね。笑
今の私は、システムは人智を超えた神の声として、100%実行できるように訓練することが私の務めと考えています。
上記の「1」のパターンは割と早く気付いて、最近は一切やらないようになりましたが、「2」のパターンは最近気づいて、「売るべき時に大幅GapDownでも成行で売る。S安になっても売る。」と気づきました。
はじめからシステム通りにすんなり従える人は、とてもシストレの才能がある人だと思います。
タートルズでうまくいく人、そうでない人の差みたいな感じ。
最近、キー坊さんがブログをお休みしているようなので、私が少しでもキー坊さんの代わりにと実のある記事を・・・、全然代わりになっていないけど。笑
実のある記事を書くのって時間がかかるぅぅぅ。
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コメント
コメント一覧 (8)
とても参考になる記事ありがとうございます。
記録をとる事は大事ですね。私も裁量は入れないつもりですが、もし違反をしたときはきっちり記録を残して、自分への戒めにしたいと思います。
また実のある記事楽しみにしています。
少しでも参考になって良かったです。
お互い頑張りましょう!
記事の内容が気になりコメントしました。
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今回の記事に
>>私は2014/2月からシストレを開始して以来、裁量トレード(システム通りにしなかったトレード)で 計-2000万円損しています。これは裁量トレードをやってしまったときは、プラスでもマイナスでもほぼ全て記録しているので、この金額は結構正しいです。本当はたぶんもっと損失が多いですが。
と書かれており、
ブログの右側に
>>2014年 +4,915,374 円
2015年 +2,117,908 円
運用資産は1500万円。
と書かれているので、単純に裁量の損失分が2年分の利益どころか、たけやんさん自身の運用枠に対しても100%を超えてる状況になっているという前提でのコメントです。
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この状況であるならば、たけやんさんが持つシステムのαは記録できるほどの少数の取引からの損益が、ほかの全トレードの取引の損失に比べてはるかに重要なのだろうなぁと感じていて、
それならば裁量の部分は個人的にはそれ自体がαなのでは?と思うので、むしろ裁量売買を逆のポジションという形でするべきなのでは?と思ってしまいます。
現状はマイナスのようですが、記事を見る限り素晴らしいαが眠っているように感じています。
私の素人考えではそうなるんですが、やはり裁量売買は消す方向で考えてるんでしょうか?
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はじめまして。
ご意見ありがとうございます。
私が記録している裁量トレードには仕掛け忘れや、損しそうに思えて仕掛けなかったものも含まれるため、見返したところ、その分の機会損失が-800万円分くらいでした。
そのため、-1200万円くらいが積極的に裁量トレードして損した分で、この中にαがあるのではないかというご指摘ですが、おっしゃる通りだと思います。
実際、私のルールでLongをExitするタイミングで、逆にShortをしたらどうなるかという観点で検証したところ、使えるルールがこの前一つ見つかりました。
改めて言われてみると、逆にして使えるようなパターンがまだあるかもしれませんので、今後の課題にしたいと思います。
良いご指摘ありがとうございました。
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はい、このパターンをやっている人は遅かれ早かれ大損します。
シストレやっている人ならバックテストのトレード利益を見ればわかると思いますが、逆張りはどこまでも下げる銘柄が5%~10%は必ず出てきます。
そのため、下げたからと言って裁量ナンピンしていると、全く反発せずに-40%くらい下落する銘柄を必ず引いてしまうんですね。
なので、逆張りの裁量ナンピンは最悪なので、うっかりやってしまう人はすぐにでも止めましょう。
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これは逆張りのストラテジの設計次第だと思います。
指値を深くして平均損益が向上するような設計になっていれば、ナンピンにより合計利益は向上するはずです。
それは以下で証明可能です。
例えば、逆張りの本ストラテジをAとします。
ナンピン用のストラテジはAの指値を深くしたストラテジとし、これをA´とします。(平均損益はA<A´)
Aを単一で運用する場合と、AとA'をあわせて並列運用する場合とを比較すると後者の方が合計利益が向上する場合がほとんどだと思います。お手持ちのストラテジで試してみてください。
ただし、同一銘柄を多く買い付けるためDDやスリッページは多くなりますがw
したがって、逆張りはどこまでも下げる銘柄が5%~10%は必ずでるからといって
かならず損するというのはかならずしも言い切れないと思います。他の95^90%のトレードでカバー出来ればなんら問題ないですからね。
おそらく上手くいってないのは、ナンピンしたりしなかったりとルールを決めずになっているからではないかなと思います。
私はナンピンを始め裁量ポイントがいくつかあり、裁量トレードも結構しますが、どのポイントも個別に集計してプラスで比較的上手くいっています(^^)
初めてのコメントありがとうございます。
いらっしゃい!
私が逆張りの裁量で失敗したパターンは、事前の設計など無しに、感覚で突っ込んでたので大損する羽目になりました。
なので、事前にしっかり設計しているならば、ナンピンもありだと思います。
私の裁量ナンピンという意味はそういう設計無しに、下がって評価損になっても何とかトントンにしようとして、買い増してしまうというひどい場合のことですね。
レスどうもです。まぁ、しっかりと設計してのナンピンであれば裁量ナンピンとはいえないかも知れないですねw
私もたけやんさんと同じような失敗をしたことは何度もありますが、裁量ナンピンの本質的な問題点は資金管理にあると考えてます。すべてをルール通りにナンピンしていけば問題ないですが、全面安やセリクラの時のようなときは沢山の銘柄が同じように下げて、ナンピン出来なかったりするケースがありますので、裁量ナンピンでは必然的に単一で下げているような質の悪い銘柄をトレードするウエイトが大きくなると思います。
大体裁量ナンピンしたくなるのってマーケット的にはボラが低くて仕掛けが少なくて資金に余裕があるときに物足りなくて、単一で大きく下げた銘柄に突っ込んでって大損するってパターンではないかなと思います。自分ははじめは良くこのパターンでやられましたw
この辺の逆張りの特性やマーケットの特性を良く理解してやらないと裁量はなかなか難しいですね(^^;
P.S キー坊さんブログお休み中みたいですね。早く元気に復活してくれると良いですね(^^)
> 裁量ナンピンの本質的な問題点は資金管理にあると考えてます。
> 大体裁量ナンピンしたくなるのってマーケット的にはボラが低くて仕掛けが少なくて資金に余裕があるときに物足りなくて、単一で大きく下げた銘柄に突っ込んでって大損するってパターンではないかなと思います。
まさにそうですね。
裁量ナンピンの問題点は、資金管理と、マーケットは大して下げていないのに単一で下げているような変な銘柄の2点が重なると特に問題が大きくなるのかもしれません。
その中でも私が手痛い失敗をしたのは、一銘柄に資産の多くを突っ込み過ぎたときでした。
これさえちゃんと計算通りにやっていれば、大した傷はおわないですね。
そうですね。キー坊さんはほぼ毎日ブログをアップしていたので、突然お休みになってどうしたのでしょうね。